スマートフォンの始まりと歴史的な出来事について知っていこう!

2000年前半の機種

2000年代前半までのスマートフォンは、SymbianとBlackBerryがトップブランドとして君臨していました。市場においては主導権を握っている状態ですが、まだまだ日本のガラパゴス状態を崩すまでには至っていません。日本企業もSymbianとBlackBerryのOSを搭載しているスマートフォンをリリースしていましたが、ヒットしたとは言えない状況が続きます。

厳密に言えばSymbianを開発したのはノキアではありません。ノキアは世界最大の携帯電話メーカーであったため、当時のシェアは圧倒的なものでした。そのノキアがイギリスのSymbianとPSIONが開発したPDA用に開発したEPOC32をスマートフォン用に開発したのが「Symbian OS」です。2009年にはSymbian社はノキア社に買収されています。

BlackBerryはカナダのベンチャー企業であるリサーチインモーションが開発しました。1999年にはそのベースとなるOSが開発され、2002年には音声通話に対応したモデルが登場、2004年には3G対応したモデルが登場し、市場へ大きくアピールするようになります。BlackBerryは企業向けの市場でトップシェアを誇っていたブランドですが、2004年ぐらいから個人に向けた商品でもヒットを記録するようになります。